すべてが自由なオーダーで一生ものになるキッチンを LIBRE(リブレ)

2022.1.12

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ワークトップからシンクの側面まで、同じホワイトテラゾーを使って一体に作られているため、シンクの存在感を感じない。機能を目立たないようにすることで、限りなく家具に近く、インテリアに馴染みやすいキッチンを提案している。(宮崎本社ショールーム)

九州に拠点を置くオーダーメイドキッチン専門メーカー「LIBRE(リブレ)」。
創業36年の同社は、自社工場で製造に携わる職人の高い技術力を背景に、使う人のこだわりに丁寧に応えた自由度の高いオーダーメイドキッチンを確かな品質で提供している。
宮崎と福岡にある同社ショールームでは、オーダーする人がイメージをしやすいようにと、いくつかのキッチンを展示。今回は、コーリアン®製のワークトップをリニューアルした2つのキッチンをご紹介する。

新色「SAZARE」のワークトップにリニューアル

モダンテイストからクラシック、和の空間に似合うキッチンなど、多彩なオーダーに応えるLIBRE。サイズやレイアウトの要望にも柔軟に対応し、素材や機器も好きなものを選んで組み合わせることができる同社のキッチンづくりは、フランス語で「自由」という意味の社名そのもの。デザイン、設計、製作、設置、メンテナンスまで、一貫して自社で行うワンストップ体制がその自由度の高さを支えている。
そんな同社の宮崎本社ショールームに展示されているキッチンの1台が、ワークトップをコーリアン®2021年新色のSAZAREシリーズ/ホワイトテラゾーにリニューアル。
SAZAREシリーズは、大小のクランチをランダムに散りばめたテラゾー模様が特徴。懐かしさと新しさが入り交じり、モダンインテリアだけでなく、ヴィンテージスタイルやジャパネスクスタイルなどにも採り入れやすく、インテリアデザインの新たなトレンドとなっている。

ダイニングサイドから見えるワークトップの小口は、このところ人気が高まっているという厚みのあるデザインに仕上げているが、ワークサイドでは39mmの厚さに抑え、食洗機や魚焼きグリルなども収まるように設計されている。(宮崎本社ショールーム)

リニューアルしたキッチンは、シンプルなフォルムに天然木ウォールナットの木目が映えるアイランドキッチン。ワークトップは小口に100mmの厚みを持たせた重厚なデザインながら、ホワイトテラゾーの明るい色合いで軽やかさも両立。どんな空間にも溶け込む、心地よいモダンな雰囲気を生み出している。

一方、福岡ショールームでは、ウォールナットの木目を横方向に流したペニンシュラ型のキッチンをリニューアル。必要なときだけ出せる跳ね上げ式のカウンターを備え、よりコンテンポラリーな雰囲気のあるキッチンだ。新しいワークトップは、デュポン™ プライベートコレクション/ヘーゼルナッツII。濃淡のはっきりした大きな流れの中に、大小のクランチが浮き沈みする個性的な柄は、ウォールナットの木目と好相性で、力強い存在感のあるキッチンに仕上がっている。

ブラウンの塗装仕上げとウォールナットの木目を合わせたペニンシュラ型キッチン。ヴィンテージな雰囲気にも見えるツートンカラーに、アートのような個性を放つヘーゼルナッツIIのワークトップやDELTA社の黒い水栓を組み合わせることで、モダンな印象にまとまっている。(福岡ショールーム)

デザインと機能を両立する「ハイブリットシンク」を開発

今回リニューアルした2台のキッチンには、LIBREが新たに開発した「ハイブリッドシンク」が採用されている。「ハイブリッドシンク」は、ワークトップからシンクの側面までを同色のコーリアン®で継ぎ目なく一体化して作り、底面のみステンレスに切り替えるという、新発想のシンクだ。
同社では、キッチンを「家族の集う場所」と考え、LDKの中心に置いてもインテリアに馴染む、家具のようなキッチンを提案してきた。ワークトップは、色柄が豊富でインテリア性の高いコーリアン®で製作することが多いが、シンクについては、同社オリジナルのステンレスシンクをメインとしていた。しかし、リビングやダイニングに近い場所に対面式キッチンを置きたいという要望が年々増えていることを受け、住空間により馴染むキッチンをとの想いから「ハイブリッドシンク」を開発するに至った。リビングやダイニングから見える部分はワークトップと同色のコーリアン®のみとなる「ハイブリッドシンク」なら、シンクが目立たなくなり、底面をステンレスで補強しているため振動にも強く、ディスポーザーの取り付けも可能になる。キッチン本体だけでなく、シンクの色柄、サイズ、そして機能面でも、限りなく制約を取り払い、自由なキッチンづくりを。常にユーザー目線であり続けてきた同社らしい新提案だ。

黒、白、グレーの無彩色が描き出すホワイトテラゾーの石目柄は、自然な素材感でありながら、幾何学模様のようでもあり、どんなテイストの空間にも似合う(宮崎本社ショールーム)

キッチンの長寿命化を支える素材

「ハイブリッドシンク」が誕生した背景には、同社でキッチンをオーダーする方の半数以上がワークトップにコーリアン®を採用しているという実績がある。コーリアン®が選ばれる理由について、福岡ショールームの大村直子氏にお話をうかがった。
「最近では、海外のキッチンの画像をご自身で集めるなどして、理想とするキッチンのイメージを明確に持っているお客様が増えました。細かな部分までこだわり抜いたキッチンはお客様にとって宝物のような存在。メンテナンスをしながら長く使っていただいています。ですから、ワークトップは傷や汚れに強く、耐久性に優れた素材であることはとても重要です。また、10〜15年程経過して、機器類を最新のものに交換することになった際に、機器を収める間口を変更しなくてはいけないことがあります。そんなときでも、加工性が高く、現場で作業をすることができますので、私どもとしても積極的にコーリアン®をお勧めしています」。

チャコールブラウンの濃淡で描き出される流れの中に、いくつものクランチがはじけるように散りばめられているデュポン™ プライベートコレクション/ヘーゼルナッツIIのワークトップ。天然素材にはない独特な模様でありながら、心地よい自然のリズムを感じる。(福岡ショールーム)

メンテナンスやキッチンのリフォームにも対応する同社は、完成してからも使う人と一緒にキッチンを見守る存在。住まいを引っ越すことになり、新居にキッチンを移設したいとの要望に応えることもあるという。「ヨーロッパではキッチンは家財の一つとして考えられていますが、日本においてもオーダーメイドのキッチンを求める方の間では、そうした考えが広まっていくのではないでしょうか」。
長く使うことの価値が見直される時代、キッチンも一生ものとして選ぶことが、やがて当たり前に。長寿命であること、メンテナンス性が高く、リフォームにも対応できることが、素材にもますます求められるだろう。