洗面台の素材の選び方は?
各素材を比較解説

2025.03.28

Share on

  • facebookにシェア
  • tweetする
キッチンの高さの決め方は?適切な高さの計算方法や注意点について解説

洗面台は毎日使用する場所だからこそ、デザイン性や機能性だけでなく、耐久性やメンテナンスのしやすさも重要なポイントです。洗面台にどの素材を採用するかによって、使い勝手やお手入れの手間が大きく変わります。そこで本記事では、洗面台を選ぶ際に押さえておきたいポイントや、洗面ボウル・カウンターの素材ごとの特徴を詳しく解説します。お気に入りの素材を見つけ、後悔のない洗面台選びをしましょう。

洗面台を選ぶ際のポイントとは

洗面台を選ぶ際のポイントとは

洗面台を選ぶ際には、デザインや機能性、耐久性などさまざまな要素を考慮する必要があります。特に日常的に使用する場所であるため、使いやすさやお手入れのしやすさも重要です。ここでは洗面台を選ぶ際に注目すべき3つのポイントについて解説します。

デザイン

洗面台のデザインは、空間全体の雰囲気を左右する重要な要素です。最近ではシンプルなものから高級感のあるデザインまで幅広い種類があり、好みに合わせて選ぶことができます。

空間との調和

洗面所全体のインテリアと統一感のあるデザインを選ぶことで、スッキリとした印象を与えられます。

カウンター一体型 or 独立型

カウンターと一体化した洗面台は掃除がしやすく、すっきりとした印象を演出できます。一方、独立型(置き型)の洗面ボウルはデザイン性が高く、おしゃれな空間を作ることが可能です。

収納の有無

洗面台の下部に収納スペースがあるタイプは、洗剤やタオルなどの収納に便利です。オープンな棚を取り入れると、デザイン性を損なわずに収納スペースを確保できます。

カラーや質感

洗面台のカラーは清潔感のあるホワイト系が人気ですが、木目調やモダンなダークカラーの洗面台もおしゃれな雰囲気を演出します。

耐久性

洗面台は日常的に使用するため、長く快適に使い続けるためには耐久性も重要なポイントです。特に水が頻繁にかかる場所であるため、長期間使用しても変形や劣化が少ないものを選ぶ必要があります。

水や湿気への耐性

水が飛び散る環境でも変形しにくい構造が望ましいです。

衝撃への強さ

洗面ボウルはうっかり物を落としてしまうこともあるため、ある程度の衝撃に耐えられるものを選ぶと安心です。

長期間の使用に耐える設計

継ぎ目が少なくひび割れや劣化が起こりにくい構造の洗面台は、より長く快適に使用できます。

耐汚性・メンテナンス性

洗面台は歯磨き粉の飛び散りや水アカがつきやすいため、日々の掃除のしやすさも考慮することが大切です。

継ぎ目の少ないデザイン

カウンターと一体型の洗面台は、隙間が少なく掃除がしやすいのが特徴です。

排水口の掃除のしやすさ

最近の洗面台には、ヘアキャッチャーが簡単に取り外せる仕様のものもあり、排水口の詰まりを防ぎやすくなっています。

洗面ボウルの素材

洗面ボウルの素材

洗面ボウルの素材は、デザインや使い勝手、メンテナンスのしやすさ等の様々な点に影響を与えます。素材ごとの特性を理解し、ライフスタイルに合った素材を選びましょう。以下では4種類の代表的な素材について紹介します。

人工大理石

人工大理石は高級感があり、カウンターと一体成型できるため、継ぎ目のないデザインを好む人におすすめです。表面が滑らかで汚れが付きにくく、掃除がしやすいのもメリットです。一方、熱には弱い場合があるため、ヘアアイロンなどを直接置くなどには注意が必要です。

【特徴】
•継ぎ目が少なく、美しいデザイン
•汚れが付きにくく掃除がしやすい
•衝撃に強く割れにくい
•熱に弱い場合があり、高温のものを直接置く際は注意が必要

陶器

陶器はつるんとした光沢感が特徴で、シンプルかつ高級感のあるデザインを求める人に適しています。表面がガラス質でコーティングされているため、水アカや汚れが付きにくく、耐熱性にも優れています。ただし衝撃に弱いため、硬いものを落とすとヒビが入ったり割れたりする可能性がある点には注意が必要です。

【特徴】
•光沢感があり、高級感のあるデザイン
•汚れが付きにくく、お手入れが簡単
•耐熱性が高く、ヘアアイロンなどを置いても問題なし
•衝撃に弱く、落とした際に割れることがある

ホーロー

ホーローは金属の表面にガラス質のコーティングを施した素材で、耐久性と美しさを兼ね備えています。水や熱に強く、汚れも付きにくいため、メンテナンス性を重視する人に適しています。ただし、強い衝撃を受けると表面のガラス層が欠けてしまう可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。

【特徴】
•水や熱に強く、耐久性が高い
•汚れが付きにくく、掃除がしやすい
•カラーバリエーションが豊富で、デザインの選択肢が多い
•強い衝撃でガラス層が欠ける可能性がある

金属(ステンレス・真鍮など)

金属はモダンで洗練されたデザインを求める人におすすめです。耐久性が高く、防水性にも優れているため、長期間使用しても劣化しにくいのが特徴です。ただし、ステンレス製の場合は水アカや指紋が目立ちやすいため、こまめな拭き掃除が必要になります。

【特徴】
•耐久性が高く、長く使える
•防水性に優れ、サビにくい
•スタイリッシュなデザインで、モダンな空間に最適
•水アカや指紋が目立ちやすく、こまめな手入れが必要

洗面カウンターの素材

洗面カウンターの素材

洗面カウンターは洗面ボウルを据えるだけでなく、収納や作業スペースとしての役割もあります。素材ごとの特徴を理解し、用途に合ったものを選びましょう。以下では4種類の代表的な素材について紹介します。

人工大理石

人工大理石は高級感のある空間を演出したい人におすすめです。継ぎ目が少なく、スタイリッシュなデザインが可能なうえ、表面が滑らかで掃除がしやすいのが魅力です。また人工大理石は加工性が高く、洗面ボウルと洗面カウンターを一体化することができるのも特徴です。ただし、熱に弱いため、高温のものを直接置く際には注意が必要です。

【特徴】
•継ぎ目がなく、美しいデザイン
•汚れが付きにくく、掃除が簡単
•耐衝撃性があり、割れにくい
•熱に弱く、高温のものを直接置く際には注意が必要

メラミン化粧板

メラミン化粧板はコストパフォーマンスが高く、手頃な価格でおしゃれなカウンターを選びたい人に向いています。耐水性・耐汚性が高く、デザインのバリエーションも豊富なため、リーズナブルで使いやすい素材です。一方で熱や強い衝撃にはやや弱いので、耐久性を求める場合は注意が必要です。

【特徴】
•コストパフォーマンスが高く、手頃な価格
•耐水性・耐汚性が高く、お手入れが簡単
•デザインのバリエーションが豊富
•熱や強い衝撃にやや弱い

タイル

タイルは耐水性に優れており、オリジナリティのあるデザインを楽しみたい人に適しています。さまざまな色や形のタイルを組み合わせることで、個性的な空間を作れるのが魅力です。ただし目地に汚れが溜まりやすいため、定期的な掃除が必要です。

【特徴】
•耐水性が高く、水回りに最適
•デザインの自由度が高く、個性的な空間を作れる
•目地に汚れが溜まりやすく、定期的な掃除が必要
•割れやすいタイルは、衝撃に注意が必要

木(無垢材・集成材)

木はナチュラルで温かみのある雰囲気を演出したい人におすすめです。自然な木目の美しさが魅力である一方、水に弱く、適切な防水処理をしないとカビや変形の原因になるため、注意が必要です。また経年変化を楽しめるため、使い込むほどに味わいが増すのもポイントです。

【特徴】
•自然な木目が美しく、ナチュラルな雰囲気を演出できる
•使い込むほどに風合いが増し、経年変化を楽しめる
•防水処理が必要で、水に弱い点に注意
•適切なメンテナンスを行えば、長く使用できる

まとめ

洗面台の素材を選ぶ際は、デザインや収納、耐久性といったポイントを考慮し、使いやすくメンテナンスしやすいものを選ぶことが大切です。洗面ボウル・カウンターそれぞれの用途によって、適した素材が異なるため、自分のライフスタイルに合った素材を選びましょう。
また人工大理石は高級感を演出できることから、洗面カウンターの素材として人気です。中でも人工大理石のコーリアン®は豊富なカラーバリエーションを持つ他、加工性が高く、洗面カウンターへの採用はもちろんのこと、洗面ボウルと洗面カウンターを一体化したい際に最適な素材の一つです。これから洗面台をリフォームする方や新築を検討している方はコーリアン®とはも併せて参考としてください。