
デュポン・MCC株式会社
2025.03.12
キッチンの色選びはインテリアや空間の印象を大きく左右する重要なポイントです。ホワイトやブラックといった定番色からパステルカラーなど個性的な色まで、多くの選択肢があるため、どの色を選べばよいか悩むことも多いでしょう。さらにキッチンの色は、清潔感やメンテナンスのしやすさ、空間全体のバランスにも影響を与えます。本記事では、キッチンの色を選ぶ際のポイントや人気の色の特徴について詳しく解説します。自分に合ったキッチンの色を見つけるための参考にしてみてください。
キッチンの色選びは、単に好みの色を選ぶだけでなく、空間全体との調和や機能性を考慮することが重要です。キッチンは毎日使う場所であり、見た目の美しさだけでなく、清潔感やメンテナンスのしやすさも大切な要素になります。ここではキッチンの色を選ぶ際の具体的なポイントを紹介します。
キッチンの色を選ぶ際には、周囲の壁や床、家具の色と調和することが大切です。例えばリビングと一体化したオープンキッチンの場合、リビングのインテリアと統一感のある色を選ぶことで、空間全体がまとまりのある印象になります。
また、モノトーンやナチュラルな色合いを基調とする場合は、シンプルで飽きのこないデザインになるため、アクセントとして小物やタイルで色を加えるのもおすすめです。反対に、ビビッドなカラーを取り入れる場合は、周囲の色とのバランスを考えながら、アクセントカラーとして使用すると圧迫感を感じにくくなります。
キッチンの色選びでは、単色だけでなく、素材や模様の選択も重要です。例えば光沢のある鏡面仕上げの素材は、光を反射して空間を明るく見せる効果がありますが、指紋や汚れが目立ちやすいデメリットもあります。一方でマットな質感の素材は落ち着いた印象を与え、指紋が目立ちにくいメリットがあります。
また、大理石調や木目調などの模様が入ったデザインを選ぶことで、高級感やナチュラルな雰囲気を演出することもできます。例えば木目調のキッチンは温かみがあり、北欧風やナチュラルインテリアと相性が良いです。ステンレス調のキッチンはスタイリッシュな印象になり、モダンな空間に適しています。
キッチンの色は照明や自然光の当たり方によって見え方が変わるため、設置する環境を考慮することが大切です。例えば、日当たりの良いキッチンでは、明るめの色を選ぶと光を反射しすぎてまぶしく感じることがあるため、やや落ち着いた色合いを選ぶと良いでしょう。
逆に、日当たりが悪く暗くなりがちなキッチンでは、ホワイトやベージュなどの明るい色を選ぶことで光を反射させて明るい印象を作ることができます。また、照明の色味も影響を与えるため、昼白色や電球色の照明でどのように色が変化するのかもチェックしておくと失敗が少なくなります。
キッチンの色は、カタログや写真だけで決めるのではなく、実際にサンプルやショールームで確認することが重要です。特に大きな面積を占める天板や扉、キッチンパネルの色は、実際の空間に配置した際に印象が異なることが多いため、可能であれば実物を見て選ぶのが理想的です。
また照明の種類や角度によって色の見え方が変わるため、異なる環境での見え方もチェックするとよいでしょう。ショールームでは実際のキッチンと同じ環境で確認できるため、全体のイメージを掴みやすくなります。さらに手触りや質感も確認できるため、使い勝手を考えながら選ぶことができます。
キッチンの色選びに迷ったら、人気のある色を参考にするのも一つの方法です。多くの人に選ばれている色にはそれぞれ理由があり、デザイン性や実用性の面で優れた特徴を持っています。ここでは「ホワイト」「ブラック」「木目」「グレー」「パステルカラー」について、それぞれの魅力や特徴を紹介します。
ホワイトは、清潔感と明るさを兼ね備えた定番色です。清潔感があり、どんなインテリアとも相性が良いため、多くの家庭で採用されています。特に小さなキッチンや光の入りにくい空間では、ホワイトを選ぶことで明るく広々とした印象を与えられます。
・清楚な印象のあるクリーンな空間になる
・空間が広く見え、開放感がある
・どんなインテリアにも馴染みやすい
・油汚れや水垢が目立ちやすい
・真っ白なデザインだと単調になりがち(アクセントカラーを活用すると◎)
ブラックは、スタイリッシュで高級感のある色です。キッチンをモダンで洗練された雰囲気に演出することができます。特にマットなブラックやダークグレーに近いブラックは汚れが目立ちにくいため、実用性の面でも人気があります。
・高級感があり、シックな印象を与える
・汚れが目立ちにくく、お手入れが比較的楽
・モダンなデザインやインダストリアル系のインテリアにマッチ
・暗めの色合いのため、圧迫感を感じることがある
・傷がつくと目立ちやすい
木目調のキッチンは、ナチュラルで温かみのあるデザインです。ナチュラルなインテリアとの相性が良く、特に北欧風やカフェ風のインテリアを好む人には木目のキッチンが人気です。明るめのオーク系、落ち着いたウォールナット系など、色のバリエーションも豊富です。
・自然な風合いがあり、リラックスした空間を演出できる
・さまざまなインテリアスタイルにマッチしやすい
・明るい木目だと汚れが目立ちやすいことがある
・素材によっては水や油汚れが染み込みやすい(撥水加工されたものを選ぶと◎)
グレーは、おしゃれで落ち着いた印象の万能な色です。キッチンをシンプルで落ち着いた雰囲気に演出することができるため、近年人気が高まっています。ホワイトほど汚れが目立たず、ブラックほど暗くならないため、バランスの取れた選択肢として注目されています。
・汚れが目立ちにくく、掃除がしやすい
・シンプルで洗練された印象を与える
・モダン、ナチュラル、インダストリアルなど幅広いスタイルに合う
・明るめのグレーはやや無難な印象になりがち
・暗めのグレーは部屋全体が重く感じることがある
パステルカラーのキッチンは、やわらかく個性的な雰囲気を演出することができます。かわいらしさや個性を演出したい方におすすめです。ミントグリーン、ライトブルー、ピンクベージュなどの淡い色は圧迫感が少なく、優しい印象を与えます。
・個性的で、おしゃれな印象を演出できる
・優しく柔らかい雰囲気を作れる
・狭いキッチンでも明るく軽やかな印象に
・好みが分かれるため、長く使ううちに飽きる可能性がある
・他のインテリアとの調和を考える必要がある(アクセントカラーとして取り入れるのも◎)
ここまでに記述したように、キッチンの色は選択肢が豊富なため、空間全体との調和や機能性を考慮して色選びをしていくことが重要です。採用する素材によっても実現できる色の種類が変わってくるため、色を選ぶ際は並行して素材についても検討していく必要があります。例えばキッチン天板を検討する場合、代表的な素材であるのが人工大理石のコーリアン®です。コーリアン®は定番色であるホワイトはもちろんのこと、ブラックやグレーなど50種類以上の色から適する色を選ぶことができます。また同じホワイトの中でもトーンや柄の異なる何種類ものホワイトがあるため、よりお気に入りの色を見つけることができます。コーリアン®の色について詳しく知りたい方はコーリアン® カラー一覧を参考としてみてください。
キッチンの色を選ぶ際は、周囲のインテリアとの調和や素材・照明との相性を考慮することが大切です。またホワイトやブラックといった定番色のほか、木目やグレーなど多様な選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。自分の好みやライフスタイルに合わせて適切な色を選ぶことで、快適でおしゃれなキッチンを実現できます。
また人工大理石のコーリアン®は豊富なカラーバリエーションを持つ他、デザイン性や加工性、耐久性が高いため、キッチンの素材に適しています。コーリアン®について、より詳しい内容を知りたい方はコーリアン®とはを参考にしてください。