客室の世界観になじむ洗面台 THE BLOSSOM KUMAMOTO(ザ ブラッサム 熊本)

2021.10.25

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プレミアムルームでは、熊本市街地の景色を見下ろす窓に面してガラス張りのバスルームと洗面化粧台が配置されている。

PHOTO:YOSHIHITO IMAEDA

プレミアムルームでは、熊本市街地の景色を見下ろす窓に面してガラス張りのバスルームと洗面化粧台が配置されている。

2021年4月、JR九州熊本駅直結の駅ビル最上層(9〜12F)にホテル「THE BLOSSOM KUMAMOTO(ザ ブラッサム 熊本)」がオープンした。
「THE BLOSSOM」は、JR九州ホテルズの宿泊主体型ホテルにおける最上位ブランドで、日比谷、博多に次ぐ3番目の開業となる。
熊本の自然豊かな景色が堪能できるロビーをはじめ、館内は熊本の自然や文化、伝統を感じる空間デザインのほか、香りや音など五感に訴える演出にもこだわって、「火の国」「水の都」熊本の魅力を体感できるしかけが散りばめられている。
平均27㎡以上の203室ある客室は、どれも熊本の自然をモチーフにデザインされている。熊本の街並みを眺めながらゆったりと寛ぐことができるガラス張りのバスルームを備えたプレミアムルームをはじめ、小上がり空間を備えたデラックスツイン「和(NAGOMI)」、離れ形式のスイートルーム「離れ~THE SUITE」など、全10タイプ。

洗面ボウルを端に寄せて配置し、身支度の際にカウンターを広く使えるよう工夫されたデザイン。グレーとホワイトのコントラストが映える(プレミアムルーム)。

水まわりは、トイレ・バスルーム・洗面コーナーがすべての部屋でセパレートに配置され、滞在中の身支度もゆったりと寛げるように配慮されている。館内には自然を身近に感じながらゆっくりと手足を伸ばせる湯どころ(大浴場)も用意されているため、スタンダード、スーペリアタイプには浴槽を配置していないが、独立型のシャワールームは、一日の終わり、あるいは始まりに、心身をリフレッシュするには十分な広さだ。

ベットルームとの境界に洗面化粧台を配置しているスーペリアダブルルーム。洗面台の下に設けた棚にタオルを収納し、コンパクトながら機能的に作られている。

洗面化粧台はハーフベッセルタイプのデザイン。そのカウンタートップにはコーリアン®︎のデュポン™ プライベートコレクション「ラバロックII」が採用されている。グレーの地にアンバーとゴールドの柄を流し、大小のクランチを配した深みのある模様は、キャビネット部分の木目とも相性がよく、モダンでありながら、どこか日本らしさを感じさせる組み合わせ。また、どれも自然界を思わせる色柄の床材や壁材ともよく馴染み、客室に表現されている世界観を、水回りまで揺るぎなく反映させている。

奥の窓辺には畳敷きの小上がりを備えた「デラックスツイン和-NAGOMI-」ルームは、バスルームの前に幅の広い洗面化粧台をゆったりと配置。

インテリアとの親和性の高いコーリアン®︎、とりわけデザイン性に富む色柄だからこそ、洗面台を客室内のどの位置に配置しても違和感がなく、限られた空間での設計の自由度を高める一助になったのではないだろうか。

【THE BLOSSOM KUMAMOTO】
https://www.jrk-hotels.co.jp/Kumamoto/
●運営/JR九州ホテルズ株式会社
コーリアン®加工/有限会社アミカ美装
●使用色/ラバロックII