ウイルスや細菌への対策が、これまで以上に求められる時代。
建築物に使う素材が安全・安心なだけでなく、
生活していくうえで衛生を保ちやすいか、
という視点が大切になります。
半世紀以上の間、医療現場からキッチンまで幅広く
使われてきた実績をもとに
今わたしたちがご提案するのは
「衛生×デザイン」という考えかた。
使う人に寄り添った素材とデザインのあり方を、
コーリアン®︎が持つ3つの機能とともにご紹介します。
デュポン・MCC株式会社
ウイルスや細菌が入り込みにくい素材
コーリアン®はウイルスや細菌が入り込みにくい素材です。下の写真は、コーリアン®の表面を電子顕微鏡で撮影した画像です。コーリアン®は緻密な構造を有する素材なので、ウイルスや細菌、カビや汚れが素材に留まりづらく、日常の簡単な拭き掃除によって清潔に保つことができます。
クランチのあるコーリアン®アッシュアグリゲートを150倍の電子顕微鏡（二次電子像）で見た場合でも孔は見えません。写真：アッシュアグリゲートを電子顕微鏡で撮影。（二次電子像、倍率150倍、社内にて撮影）
意外と知らない！？ 殺菌と抗菌の違い
殺菌と抗菌、どちらもよく耳にする言葉ですが、その意味は少し違います。「殺菌」は菌を殺すこと。消毒や滅菌は殺菌に分類されます。対して「抗菌」は菌を殺さず、増殖を抑えること。抗菌作用のある物質を素材に練り込んだり、化学反応で結合させたりして抗菌素材を作ります。
衛生を保つには、洗浄と消毒をセットで行うことが最も効果が高いとされています（消毒剤は有機物があることで効果が落ちるため）。コーリアン®は食品の近くで使われることも多いため*、あえて抗菌加工を行わず、洗浄と消毒を推奨しています。
*食品製造用機器や材料の安全性について厳しい認証を行なっているNSF規格を取得しています。
▷ コーリアン®の洗浄性（動画）
消毒剤の影響を受けにくい素材
殺菌に使用する消毒剤はさまざまな種類があります。高い殺菌効果を得るためには強い消毒剤が必要ですが、それによって素材自体がダメージを受けてしまうこともあります。コーリアン®は架橋構造を持つ樹脂成分で構成されているため、一般的なアクリルよりアルコール消毒による破損や変色に強い素材です。多種多様な消毒剤に対し、影響を受けにくい素材であることがわかっています。
評価方法：社内法（カメオホワイト使用：23℃で24時間放置）
*¹ 水を含ませたメラミンスポンジまたはスコッチブライト™スポンジたわし（研磨粒子付き）で弧を描くように磨く。 *2、3 下記「アルコール使用時の注意点」をご確認ください。 *4 水を含ませたスコッチブライト™スポンジたわし（研磨粒子付き）またはクリームクレンザー処理。
アルコール使用時の注意点
アルコールは揮発性のため、通常使用ではコーリアン®に影響はありません。しかし、アルコールが揮発できない状況（例えばアルコールをスプレーした直後に物を上から置くなど）を作った場合、天板の表面が若干荒れてしまう場合がありますので十分ご注意ください。
濃色コーリアン®の場合、アルコールを噴霧し、自然乾燥させると光沢斑が出る場合がありますので、ペーパータオル等にアルコールを含ませて拭いてください。その後アルコールが揮発した事をご確認ください。適切にご使用いただく事で、濃色のコーリアン®においてもアルコールをご使用いただけます。
コーリアン®ディープノクターンを使用して実験を行った。表面に70％アルコールをたっぷりと吹きかけて、その上にガラスコップを8時間放置した結果、白い線が出現した。（社内実験）
使用事例
清潔さを保ちやすい加工性
素材だけでなくデザインにおいても、汚れがたまる構造をなくすことや、手入れしやすい形状にすることは大切です。コーリアン®は専用の接着剤を使用したシームレス接着が可能。素材どうしの継ぎ目をなくすことで、汚れがたまるポイントを減らすことができます。一枚板のように一体となったデザインは、見た目の美しさにおいても喜ばれるポイントです。
▷シーム接着剤の使い方使用事例
詳しい資料をダウンロードいただけます
コーリアン®と衛生デザインについて、もっと詳しく知りたい方のために資料を用意しました。下記フォームから必要事項を記入の上、ダウンロードしてお使いください。
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